犬の問題行動は本能にあり

権勢症候群

犬の問題行動

犬の問題行動は、犬の本能や習性からくるものが多くあります。本能である以上、それを「しつけ」という名目で押さえつけるのに抵抗がないとはいえませんが、ただ、人間と共に暮らすのであれば、人間社会に馴染むようトレーニングをする必要はあります。特に都会型犬と言われる大都会に住む犬たちは、田舎の生活とは違った生活があり(人間も同様ですが)それにあった生活方法に慣れておかなければなりません。

本能の種類

特に人間社会の中で問題行動につながる本能、及びしつけトレーニングを行う上で理解しておかなければならない本能は以下の通りです。

  1. 権勢本能:次項目参照
  2. 服従本能:従属的な行動
  3. 防衛本能:自分の子供や群れを守るために威嚇や攻撃を行う行動
  4. 看守本能:自分が得たものを守ろうとする行動
  5. 持来本能:獲物をとって巣(家)に運ぶ行動
  6. 追跡本能:逃げるものを追う行動

その他の本能。。。

  1. 生殖本能:子孫を残す為の行動
  2. 養育本能:子を育てる行動
  3. 群生本能:群れて生活する
  4. 警戒本能:縄張りを守るため吠えたりする行動
  5. 闘争本能:闘う行動
  6. 帰巣本能:巣(家)に帰る行動
  7. 狩猟本能:獲物を狩る行動

権勢症候群(アルファシンドローム)

権勢本能

群れの仲間が従属的な行動をとると、群れのボスのような主導的な行動をとろうとすること。

飼い主が犬のことに過剰に気を使い続けると、犬の権勢本能を強化することになる恐れがあります。強化された結果、権勢症候群として犬の行動に見られるようになります。症候群の名の通り、幾つもの症状が見られるようになります。わんちゃんの問題行動の原因を突き詰めていくと、この権勢症候群につながることが多いようです。その幾つかをご紹介。

  • 散歩中、他の犬に吠えまくる。

喧嘩、威嚇犬は自分はリーダーであり、群れ(一緒にいる人や家族)を守らないといけないという権勢を張っている。防衛本能、権勢本能が出ている。

 

 

  • 呼んでも来ないし、命令してもいうことを聞かない。

無視

権勢本能が強く、服従心がないため何度命令してもいうことを聞かない。または、呼ばれたら飼い主のところに来る、命令に従うなどのトレーニングを行っていないため、命令の意味を理解していない。

 

 

  • 散歩の途中で座り込んで動かなくなる。

自己主張

自己主張が強く、そっちに行きたくないからと座り込む。今まで、座ったら飼い主さんが「どうしたの?」「散歩嫌なの?」「じゃあ帰ろうか?」など犬の意識を過剰に尊重しすぎていたため、権勢本能が強化された結果。

 

 

  • 人の肩の上にのしかかり、威圧的態度をとる。

肩に手

完全に犬がボスの状態。反抗すると攻撃される恐れあり。

 

 

 

最後に

犬と人間が初めて対面する時、犬はまず人を観察します。その際、人は「わ~かわいい~」「きゃーきゃー」と言って近づくことが多いでしょう。別に悪いことではないのですが、それを犬が、「あっ僕のほうが上だ」と判断すれば、それなりの権勢行動をとることがあります。

もし、あなたが尿をかけられたなら、間違いなくあなたは下に見られていますので、その際は犬に対して厳しく対応することをおすすめします。