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出来る限りの準備ー犬と災害

災害に遭遇する前にすること

地震についてよく耳にするフレーズ

【首都直下型地震は、70%の確率で今後30年以内に起こるだろう】

確率の数字や〇〇年間以内に、、、などの数字は変われど、そう言った事は昔から言われ続けています。つい最近も、災害の専門家と言われている人が言っていました。

『災害は忘れた頃にやってくる』寺田寅彦(物理学者)

確率や何年後の話なのかなど気にはなりますが、大事なことは”来ることを忘れない事”です。

自然災害発生前に私達が出来ること

『自然の力』を人の力でコントロールする事は不可能です。起こることに対してそれらを防いだり軽減したりする努力を行うことは出来ますが、それらを超えた力が私たちに向かってくることもあります。起こってしまう事を起こる前に防ぐことが難しいのが現実であれば、起こった後に何が出来るのかを考え、それを実行する必要があると思います。

災害時にペットと共に避難することは飼い主として当然と考えますが、共同の避難所などでは「当然」と考えることが出来ません。多くの方が避難している場所に、人慣れしていない犬、吠える犬、ずっとキュンキュン鳴く犬などは中々受入は難しいでしょうし、また犬嫌い、動物アレルギー、衛生的に受け付けない人達などもおられるため、全ての飼い主と犬が受入O.K.とは行かないのが現実です。

 

「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」環境省(平成25年6月)

東日本大震災

熊本地震

犬咬傷件数の増加

普段は咬んだりしない愛犬であっても咬んでしまうことがあるようです。(環境の劇的な変化、飼い主の精神状態不安定、犬自身の精神状態不安定などが原因とされています)これは、東日本大震災後に取られた統計からも明らかになっています。増加傾向は約3週間続いたそうです。

普段咬んだりしない犬であっても咬んでしまうことがあるのですから、普段から咬むことが日常となっている子は、、、トレーニングで何とかしていたいものです。

マイクロチップの有効性

災害発生直後には殆ど意味のない(使えない)そうです。なぜなら、通常災害発生時は管理している自治体も災害にあっている為それどころではない、と言うのが実状のようです。

復旧がある程度進むとマイクロチップを使った飼い主・愛犬探しが始まりますが、実際に機能するための条件が結構厳しいです。役所が機能し、電話回線が使用でき、ネット環境が回復しており、飼い主が登録した連絡先にいて、個人情報保護法に接触しない場合のみ、ペット所有者の確認が可能となります。大規模な災害発生後のマイクロチップの有効性はあまり高くはないかもしれません。

しかし条件が整っていれば、その有効性は高いです。離れ離れになってしまった愛犬を、再度家族として受け入れる時の身元確認を容易にしてくれるからです。口頭で「私の犬です!」と言ってもそれは信憑性に掛けると判断されるかもしれませんし、写真は手元にないかもしれません。

マイクロチップは犬自身が常時身につけているものですから、滅多なことでは無くしたりしません。災害時のみならず盗難や事故などのときにも役に立ちます。

マイクロチップをいれていますか?(環境省 自然環境局 HP)

 

迷子札も有効です。普段から付けていることも必要ですが、普段つけてない犬も避難所に同行避難してきた時は付けておいたほうが良いです。もし万が一避難所から行方不明になっても、札のお陰で助かる可能性があるからです。

臭い対策

東日本大震災、熊本地震後の調査より

  • 発生後6時間以内に約67%の人が排泄をもよおすが、避難所には限られた数のトイレしか無い。
  • 仮設トイレが発災後3日以内に設置された自治体は、全体の34%のみ
  • 避難所で嘔吐する人たちが多数でる
  • ゴミ捨て場までの距離が遠いため、自分自身のゴミ、犬の排泄物などを捨てに行く際に大変な思いをする。臭いが蔓延するのを防ぐ為、夜中でも真っ暗な中を歩いて捨てに行かなければならない。(あまり報道はされていませんが、避難所の治安はかなり悪い所もあるようです)

そんな中、使えるものとしてこういった袋があります。

臭いが漏れません。使用後は夜中に捨てに行かず、取り敢えず枕元に置いて置くことが出来ます。もちろん人も犬も使えます。その他、人用、犬用シャンプーなどもあります。

集団で生活する状況では「臭い」ってかなり気になるものだと思います。こういったものがあると、ある程度役に立つのではないでしょうか。

最後に

「20世紀の社会は『天災は忘れたころにやってくる』と言われていました。しかし、21世紀は『災害は忘れずにやってくる』、つまりリスクの中で生活していくのが我々の社会ということです」

堀田健介(モルガン・スタンレー証券会長)

地震、火山、台風など日本は昔から自然災害と共に生きています。そして今は、地球温暖化によるとされる急激な天候の変化、猛暑、寒波など様々な自然変化が起きています。リスクを自覚し、今出来る限りの準備を行っておくことは必要なことだと思います。

犬のトレーニングに関して言えば、ハウストレーニング、吠えない為のトレーニング、お留守番のトレーニングなどは、「今できる限りの準備」になると思います。